まちづくり・地域活性化・次世代育成・安全安心対策

 平成20年度当初予算として、総額204億1834万円が3月定例議会に提案されました。一般会計の予算は約104億円となり、昨年度の予算(6月補正予算後)と比較して0.6%の増で、前年並みとなっています。今年度は、石原正敬町長が就任して初めての本格的な予算編成となり、まちづくり、地域活性化、次世代育成、安全安心対策に対して集中的に予算配分を行いました。ここでは町予算のおおもとである一般会計予算約104億円について、石原町長が議会で行った提案説明の要旨にそって紹介します。

石原町長提案説明抜粋 

4つの重点施策
・まちづくり ・地域活性化 ・次世代育成 ・安全安心対策
 私が町長に就任させていただいてちょうど1年が経過しました。この間、町民の皆様には、格別の御指導、御鞭撻をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
 平成20年度の予算編成では、「豊かな自然環境と調和した町政」および「持続可能な町政」の2つの指針のもと、町長就任以来重点的に取り組んでいますまちづくりを進める施策、観光および農業を含めた地域活性化に関する施策、子育てなど次世代育成支援に関する施策、安全安心対策に関する施策の4つの施策を集中的に予算編成を行いました。これに加えて、簡素で効率的な行政運営のための取り組み、住民サービスの向上に関する取り組みも充実するよう配慮しました。

町民と行政が連携し 町の活性化に取り組む
  昨年の3月3日以降、各地区で行われる各種イベントや会合等にお邪魔し、様々な分野で活動されているたくさんの町民の皆さんを新たに知ることができました。その活動の中で、直接皆さんと対話させていただき、改めてこの菰野町は素晴らしい皆さんに支えられていると痛感し、皆さんと町行政の連携の大切さも同時に再認識しました。また、当町には町外へ十分発信できる地域資源が多数存在すると感じました。
 そのような町民の皆さんの思いや当町の地域資源などを町の活性化と結び付けていくために、新たな試みに取り組まなければならないと考え、平成20年度では、長期的なビジョンのもと新たな事業も構築したいと思います。こういった施策は、目に見えて効果が現れるまでには数年はかかると考えていますが、着実に歩んでいきたいと考えています。
 さらに、行政改革を引き続き積極的に行っていく必要性も痛感しています。職員一人ひとりがその役割を十分に再認識するとともに、町民の皆さんの方向をしっかり見て、組織全体の能力が向上するよう努めたいと考えています。特に時代に適した行政運営を遂行するために生きた情報、信頼できうる情報を収集することを徹底したいと考えています。
 また、この4月には、多くの貴重な議論を重ねていただきました菰野町図書館がオープンします。今後の運営は、納税者であります町民の皆さんの納得が得られるよう精一杯の工夫を凝らし、「豊かな自然環境と調和した町政」の発展のため、財産の一つとなるように運営したいと考えます。

予算編成の基本的な考え方 とその概要
 まちづくりを進める施策として、総合的で計画的な土地利用の推進を図るため、都市計画マスタープランの策定に引き続き取り組みます。また、菰野駅前の車両回転場や駐輪場を整備し、交通滞留の解消に努めます。
 地域活性化に関する施策として、マコモを使った商品開発、宣伝、生産助成を図り、特産品となるよう助成を行い、また実行力のある観光振興計画を策定し、ネイチャーガイドの養成とともに、歴史・自然・遺跡などを巡る散策道の調査・整備を行います。

 次世代育成支援に関する施策として、平成21年度より朝上保育園で0歳児保育を行うための園舎改修とともに、千種保育園での幼・保一体化に向けた施設改修を行います。また、いじめ不登校対策として、菰野町適応指導教室を開設し不登校児童生徒への指導・援助を行います。
 安全安心対策に関する施策として、菰野小学校普通教室の増築と給食室の改築、そして耐震補強工事、大規模改造事業を実施するとともに、老朽化している菰野中学校体育館、菰野幼稚園の改築設計、八風中学校北校舎の耐震補強・大規模改造事業の設計に着手します。
 これらの施策を進めながら、行財政改革に関する取り組みも進めていかなければなりません。まず、現在の町の電算システムの運用調査を行い、経費の多寡や次期システムの調達指針等の作成を行うとともに、受益者負担の適正化に関する取り組みを行い、火葬時の斎場使用料や学校開放施設の経費や講演会等の入場料の負担をお願いしたいと考えています。また、各団体へ交付しています補助金等について、公益性や事業効果の観点から見直しを行いたいと考えています。  
  次に、住民サービスの向上に関する取り組みとして、町が重点的に取り組む事業等のテーマを職員が出向いて説明を行う、交流トーク事業を立ち上げます。さらに、町民の中にどのようなノウハウを持った方がいるのかといった情報を持ち、そのネットワークの形成を図る人材バンク事業を新たに設けます。また、町内在住の外国人の方へ、生活情報をより分かりやすくお知らせするための作業を行います。  

(注) 前年度当初予算は、石原町長就任直後のために投資的な経費の大幅な計上を避けた骨格予算のため、これ以後の対前年度比は、経費を計上したすべての6月補正後の予算との比較です。


歳入 
  歳入について、それぞれ対前年度比で見てみると、町税全体では4.7%の増を計上しています。そのうち個人町民税において昨年度から実施された税源移譲のような大きな増は見込めず1.4%の増とし、また、法人町民税においては、業績のよい自動車関連業の実績を反映して14.3%の増としています。また、固定資産税は、土地の負担調整率の増と家屋の新築増築分の増を見込むことにより6.7%の増としました。
 譲与税、交付金関係は、全体として0.8%の増となり、国会で議論されています道路特定財源の暫定税率は、現行制度が継続するものとして、大きな増減はないものと見込んでいます。
  地方交付税は、地方団体に交付される国の総額は、1.3%の増となっていますが、当町における昨年度の交付実績等の推計により6.5%減の11億5000万円を計上しました。
 また、町債は、菰野小学校校舎増築事業に対する町債として5000万円を計上したほか、国と地方の財源不足に対処するため、地方負担分として基準財政需要額の一部を振り替える措置としての臨時財政対策債を、3億2000万円計上しています。
  なお、不足する財源を補うため、財政調整基金から5億7000万円を取り崩しています。  

歳入内訳 歳入内訳
住民一人当たりの予算額

 



歳出
  歳出については、限られた財源の中で、経費の一層の合理化・効率化・重点化を図っています。それぞれ対前年度比で見てみると、障害者自立支援給付費の増による扶助費の増加と、16年度に借り入れた臨時財政対策債の元金償還が始まることから公債費が増加し、義務的経費は、0.7%増の約41億5500万円となっています。物件費、維持補修費、補助費等の消費的経費は、後期高齢者医療給付費負担金の増により11.0%増の約34億1000万円となっています。
  投資的経費は、約14億5600万円となり、図書館整備事業や千種小学校の耐震補強等の工事が終了したことにより17.0%の減となり、継続費で計上している菰野小学校の増築耐震補強・大規模改造事業や地方道路交付金事業など各種施策について、推進することとしたものです。

歳出内訳 歳出内訳

平成20年度の主要事業

 印は新規、○印は前年度からの継続

総務費

生活情報提供事業     1,500千円    生活情報等の外国語表記版の作成を行う
○ 未来を担う人づくり事業  1,000千円    若者の海外研修に対して補助を行う
駅前環境対策事業 9,780千円    菰野駅前の車両回転場及び駐輪場を整備し、交通滞留を解消するための交通安全対策を行う。
○ 地区行事支援事業 19,520千円    地区行事の運営に対して補助を行う
要援護者対策事業 10,000千円    要援護者宅の家具の転倒防止及び要援護者対策備品を購入する
○ 木造住宅耐震診断事業 2,250千円    一般の昭和56年以前建築の木造住宅50棟の耐震診断を行う
○ 木造住宅耐震補強補助事業 6,880千円    一般の木造住宅耐震診断(昭和56年以前建築)を受け、木造住宅耐震補強工事を行った者に対し補助を行う。
情報システム最適化事業 6,000千円    電算システムの運用調査及び調達指針の作成を行う
○ コミュニティバス運行事業 43,500千円    町内の公共交通体系として、町内10路線のコミュニティバスの運行を行う。

民生費

○ 国民健康保険特別会計繰出金  1億78,202千円
○ 老人保健特別会計繰出金    47,822千円
○ 介護保険特別会計繰出金   4億60,942千円
後期高齢者医療給付費負担金 ・特別会計繰出金 3億20,873千円
○ 福祉医療費助成事業  1億95,240千円    心身障害者・乳幼児・一人親医療費の助成を行う
わかば作業所施設整備補助     21,304千円    わかば作業所の増築とともに、地域活動支援センターを併設することに伴い、施設整備にかかる助成を行う。
○ 精神障害者小規模授産施設運営補助事業  9,910千円    働く意欲のある在宅精神障害者のための小規模作業所の設置、運営に対する補助を行う。
○ 障害者援護事業 11,300千円    障害者の自立度の向上や日常生活の便宜を図るために、補装具の交付や修理、並びに日常生活用具を給付し公的支援を行う。
○ 障害者社会参加推進事業 7,043千円    障害者の社会参加を促進するため、重度障害者に対して燃料費助成やタクシー料金の助成を行う。
○ 障害者介護給付費 61,800千円    障害者自立支援法により、日常生活上継続的に必要な介護支援として、ホームヘルプや施設における生活介護などのサービス提供を「介護給付」として行う。
○ 障害者施設訓練等給付費  1億34,040千円   障害者自立支援法により、入所施設や通所施設を利用する障害者の訓練的支援として、機能訓練や生活訓練、就労に関する支援を「施設訓練等給付」として行う。
○ 障害者地域生活支援事業費  15,546千円   障害のある人が、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、地域活動支援センター、移動支援、相談支援等の事業を行う。
○ 子育て支援センター事業 7,627千円   けやき2階の子育て支援センターと専門家による相談窓口の2箇所で子育てに関連する保護者の不安や疑問に応える。
○ ファミリーサポートセンター運営事業  3,349千円   地域における子育てを支援する相互援助活動を実施するため、センターの運営を委託にて行う。
○ 放課後児童クラブ支援事業 9,600千円   学童保育所を運営する「地区放課後児童クラブ」に対して運営補助を行う。
朝上・千種保育園園舎改修事業 22,700千円   平成21年度から朝上保育園で0歳児保育を行うための改修、及び千種保育園での幼・保一体化に向けた準備を行う。

衛生費

○ 保健対策事業 74,020千円   各種健康診査・検診、健康教室、健康相談、予防接種といった保健サービスを提供することで住民の健康維持を支援する。なお、平成20年4月より従来の基本健康診査は「特定健康診査・特定保健指導」に変わり、各医療保険者により実施されることになった。
○ 妊娠出産支援事業 16,650千円   妊産婦健診の公費助成の回数増と特定不妊治療に対する補助を行う。
○ 合併処理浄化槽設置整備促進事業  38,302千円   合併処理浄化槽を設置した家庭に対して、規模に応じて補助を行う。
○ 家庭用新エネルギー普及支援事業補助金  1,090千円   太陽光発電設備もしくはこれと同時に給湯器(要綱で指定)を設置した家庭に対して定額補助を行う。
○ 清掃センター整備事業 60,000千円   焼却炉の耐火物補修及びバグフィルターの取替等を行う
清掃事務所整備事業 1,000千円   清掃事務所の清掃センターへの機能統合等を調査する。
○ 資源物回収事業 32,000千円   資源循環型社会をめざす当町の取り組みとして実施している資源物回収の15品目の回収・運搬を行う。

農林水産業費

○ 生産調整推進対策事業 44,000千円    米の生産調整を確実に実行すること及び農業者の経営の安定を図ることを目的とする。
麦・大豆共同利用機械購入支援事業 2,500千円    生産組合又は集落営農組織が購入する麦・大豆共同利用機械に対して補助を行う。
特産品生産助成事業 300千円    まこもを使った商品開発、宣伝、生産助成を図り、特産品となりえるよう育成する。
○ 町単土地改良事業 10,000千円    農地用施設(排水路、用水路等)の整備を行う
○ 農地・水・環境保全向上対策事業 3,393千円    農地・農業用水等の資源や農村環境を守るため、地域協働の取り組みへの支援と、環境保全に向けた先進的な営農活動を支援する。
○ 農業集落排水事業繰出金 98,000千円
○ 有害鳥獣対策事業 3,800千円    獣害対策補助、有害鳥獣駆除委託、パトロールの実施委託を行う。

商工費

観光振興事業 722千円 観光客のニーズは多様化していることから、実行性のある観光振興計画の策定を行う。
散策道整備事業 2,421千円 観光客増加に対応するため、散策道の調査・整備、ネイチャーガイドの育成を図る。
○ 観光施設等整備支援事業 3,000千円    観光施設整備等への補助を行う。

土木費

○ 地方道路交付金事業 1億81,500千円   「田光根の平線」の第2工区の用地取得及び吉沢潤田線の工事に着手する。また、新たに潤田池底線についても、交付金事業にて事業着手し、測量設計を実施する。
○ その他町道整備事業 48,000千円   道路改良工事の施工により生活道路の整備を行う。また、菰野第三区地内において、地域コミュニティ道路の整備を行う。
○ 橋りょう整備負担金 66,500千円   橋りょう整備(三重橋)に係る負担金
○ 都市計画マスタープラン策定業務 7,480千円   総合的で計画的な土地利用の推進を図るため、平成10年度に策定した都市計画マスタープランを改定する。
○ 公共下水道事業繰出金 4億50,000千円

消防費

消防団車庫改修事業        6,000千円    鵜川原分団の消防車庫・詰所の改修を行う。
消防団消防ポンプ車更新事業  16,500千円    鵜川原分団消防ポンプ自動車更新

教育費

○ 外国青年招致事業 4,349千円    町内小中学校に外国人英語指導員を派遣し、子供とのふれあいを通して英語教育の充実と国際理解教育の推進を図るために、外国青年を招致する。
特別支援教育の充実  6,248千円    普通学級で発達障害をもつ児童生徒に対する学校生活上の介助や学習活動上の支援を行う。
いじめ・不登校対策事業  3,368千円    いじめ・不登校対策の新規事業として菰野町適応指導教室を開設し不登校児童生徒への指導・援助を行なうとともに、継続事業で中学校に専任の相談員(心の教室相談員)を配置し児童生徒の相談体制を整え、不登校・問題行動の未然防止を図る。
○ 小中学校情報教育推進事業 51,807千円    小中学校の情報化教育の推進を図るため、平成11年度には中学校、平成14年度には小学校のコンピュータ教室を整備し、平成18年度から小中学校の校内LANの構築と全教職員用パソコンを整備し、さらなる充実を図る。
特別支援教育の充実  6,248千円    普通学級で発達障害をもつ児童生徒に対する学校生活上の介助や学習活動上の支援を行う。
菰野小学校校舎増築耐震補強大規模改造事業  7億1,195千円    菰野小学校校舎増築及び給食調理施設増改築、中・北校舎の耐震補強・大規模改造工事及び監理委託
菰野中学校体育館改築事業  9,600千円    菰野中学校体育館改築工事設計委託
八風中学校北校舎耐震補強大規模改造事業  1,800千円    八風中学校北校舎耐震補強・大規模改造工事設計委託
菰野幼稚園改築事業  8,400千円   菰野幼稚園改築工事設計委託
○ 国際交流員招致事業  4,429千円   学校・地区公民館・子ども会等で語学指導や国際交流活動を行い、国際的視野にたつ人材を育成するために、外国青年を招致する。
○ 国指定文化財保護事業 2,079千円  シデコブシの国指定文化財昇格に伴い、生育調査・雑草刈り取り整備等を実施し、保存整備計画を策定する。
○ 県指定文化財保護事業 750千円  県指定文化財である竹成五百羅漢の風化を防ぐための処置を施す。(8年間事業の7年目)
○ 総合型スポーツクラブ支援事業 3,000千円  町民自主運営の総合型スポーツクラブの育成に対する補助を行う。
○ マラソン大会開催事業 1,500千円  第3回鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン大会を町ぐるみで実施する。
○ スポーツ施設整備事業 4,500千円  海洋センター、町営グランドの整備を行う。




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