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平成27年度当初予算

 平成27年度当初予算として、総額約241億円が3月定例会に提案されました。一般会計の予算は約122億円となり、前年度の予算と比較して7・6%の増となっています。
 今年度は、人と自然を活かした持続可能なまちづくりのため、現状と現実をしっかりと見極め、これからも小さな変化の積み重ねを不断に行うことで『安全安心で未来を創造する』予算として編成しました。ここでは町予算の中心を占める一般会計予算約122億円について、石原町長が議会で行った提案説明と、その中で取り上げた主要事業を詳しくご紹介します。

 

町長提案説明 (抜粋)

予算編成の基本的な考え方
人口減少と超高齢社会の到来や世界規模での経済活動は、我が国の社会生活に消費の低迷や投資による富の集中、安価な労働力の確保といった大きな影響を及ぼし、「地方」の基礎自治体にまでも深刻な事態を招きつつあります。これらの影響は『所得の格差』、『地域間の格差』、『世代間の格差』の3つの格差の問題に集約されると考えています。まず、『所得の格差』を解消をするための根幹は富の再分配(税制)をどのようにするかです。当然、国レベルでの取り組みが重要ですが、基礎自治体でも、各種保険制度等での所得に応じた料金設定等で修正を重ねて対応していく必要があると考えます。次に、『地域間の格差』の問題ですが、これは自治体間の競争によって解消されるものではなく、むしろ連携であり、自治体の創意工夫により、どのように地域活性化に取り組み、情報発信していくかに関わってきます。この観点から、平成30年度の新名神高速道路の町内インターチェンジの供用開始は大きな意味を持ち、優良農地や自然環境を守りつつ「右肩上がりの発想」によらない適正規模の開発や土地利用等に関し、地域の皆さんと共に考えるのは、今、このタイミングであると考えています。最後に、『世代間の格差』の問題です。年金、医療、介護等の受益と負担の格差は、これからの世代ほど大きくなる一方です。無論、社会保障制度の再考が必要となってきますが、例えば、町でも起債や基金の活用方法により、世代間の受益と負担の平準化を図るということも検討の余地があるのではないかと考えています。どの問題も一朝一夕に解決できるものではなく、国を挙げて取り組むべきものでありますが、人口減少と超高齢社会の到来や世界規模での経済活動という社会的潮流からの3つの格差に対する考え方をもって予算編成に臨み、基礎自治体レベルでの限界を認識しながらも、現状と現実をしっかりと見極め、これからも小さな変化の積み重ねを不断に行うことにより『安全安心で未来を創造する予算』として編成しました。

各会計の予算規模

歳入
町税では、個人町民税で納税義務者数の増加等により、法人町民税で企業の収益改善等により、前年度に対し増額を見込み、固定資産税で評価替え等による減額を見込んだ結果、前年度に対し2850万円、0・5%増の52億1620万円を計上しました。地方交付税では、前年度に対し1億円減の11億9000万円を計上しました。国庫支出金では、マイナンバー制度のシステム改修補助金、小中学校の屋内運動場非構造部材等改修事業に充てる学校施設環境改善交付金、臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金への補助金等を見込み、前年度に対し1億2212万円、9・8%減の11億1796万円を計上しました。県支出金では、介護施設等整備補助金、再生可能エネルギー等導入推進事業費補助金、多面的機能支払交付金等を見込み、前年度に対し3億2308万円、47・3%増の10億582万円を計上しました。基金繰入金では、菰野小学校のプール改修事業、菰野小学校および八風中学校の屋内運動場非構造部材等改修事業のため、教育基金から9000万円を繰り入れるなど、各目的基金から繰り入れを行い、不足する財源を補うため、財政調整基金繰入金4億5000万円を計上しました。町債では、上水道の第6次拡張事業、清掃センターの整備事業、消防指令センター等の整備事業、小中学校の非構造部材等改修事業などに充てるためのほか、不足する財源を補うために、14億1960万円を計上しました。

歳入の内訳
歳入の内訳(円グラフ)
歳入の内訳

 

町民一人当たりの項目別歳出額

歳出
限られた財源の中で事業の選択と集中を徹底し、重点化、効率化を図っています。性質別にみると、義務的経費では、平成7年度借入の減税補てん債の償還終了等により公債費が減少していますが、消防職員および保育士の職員増による人件費の増加と障害者自立支援給付費に係る扶助費の増加等により、前年度に対し5266万円、1・1%増の47億6688万円を計上しました。投資的経費では、清掃センター整備事業と再生可能エネルギー等導入事業などにより、前年度に対し4億679万円、26・7%増の19億3289万円を計上しました。その他の経費では、マイナンバー制度のシステム改修や消防指令センター整備負担金、国民健康保険と後期高齢者医療特別会計への繰出金等により増加しています。なお、継続費については、菰野、千種の両小学校と菰野中学校の校舎の非構造部材等改修事業や小学校エアコン整備事業に関し2カ年の継続事業として計上しました。債務負担行為については、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を行うための計画策定の支援等業務委託、平成30年度の評価替えのための固定資産評価事務委託、がん検診業務委託を計上しました。

 
町民一人当たりの項目別歳出額 歳出の内訳

 

平成27年度の主要事業

印は新規
印は一部新規
印は拡充
印は前年度からの継続

安全安心

防災減災

○小学校、中学校屋内運動場非構造部材等改修事業 2億8455万円
 小学校および中学校における体育館等の天井や照明器具等の落下防止対策等の改修工事を行います。

小学校、中学校校舎非構造部材等改修事業 3300万円
 非構造部材の耐震化等により、校舎の安全性を確保するとともに、災害時の収容避難所としての機能確保を図るため、調査設計を行います。

○再生可能エネルギー等導入事業 1億1420万円
 防災拠点となる庁舎や収容避難所に太陽光発電設備および蓄電池等を設置し、災害時における電源を確保するとともに、自立分散型のエネルギー供給体制の構築と低炭素な地域づくりに寄与します。

○消防救急無線デジタル化、新消防指令センター整備事業 2億1107万2千円
 消防救急無線デジタル化の平成28年度からの運用開始に向けて、四日市市および桑名市消防本部とともに、活動波無線と消防指令センターの整備を進めます。

消防団装備等の充実 634万1千円
 消防団員の安全確保のため、防火衣および防火ヘルメットを追加配備するとともに、菰野町消防団の団旗を更新します。

高規格救急車の更新 3670万円

○救急業務高度化事業 327万5千円
 高度救命処置ができる救急救命士の養成等を行い、重篤な状態の傷病者の悪化を防ぎ、救命につなげます。

○ため池の耐震調査およびハザードマップの作成 3800万円
 ため池の耐震性点検調査等を実施し、震災等での被害の拡大範囲および被害程度の予測を行うとともに、迅速な避難行動など災害対応を行うことができるよう、ため池ハザードマップを作成します。

○防災対策事業 5056万8千円
 木造住宅の耐震化を促進するとともに、要援護者宅の家具転倒防止対策を行います。

社会的セーフティネット

○途切れのない支援事業(発達支援事業) 395万8千円
 支援が必要である子どもと子どもの成長に不安を感じる保護者に対して、相談事業や療育事業を実施し、乳幼児期から途切れのない支援を行います。

児童虐待対策事業 186万5千円
 児童虐待予防啓発のための講演会の開催や要支援家庭への育児や家事支援のための訪問事業の実施により、親の育児不安の軽減を図り、要保護児童対策地域協議会のネットワークの活用などにより、地域全体で児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応を行います。

私立幼稚園就園に対する助成 135万円
 私立幼稚園に通園する子どもの家庭における保育料等の経済的負担について、保護者の所得等に応じて軽減し、幼児教育の振興を図ります。

いじめ問題、不登校対策事業 545万1千円
 いじめや不登校等の課題解決の支援、スクール相談ネットワーカーなどの配置や、ふれあい教室(適応指導教室)の開設により不登校児童生徒への指導および援助を行うとともに、いじめ問題対策調査委員会を設置し、いじめ防止のための対策に関する調査研究を行い、児童生徒の健やかな成長を図ります。

健康づくり、予防推進事業 2億2228万3千円
 各種検診、健康教室、健康相談等を進める中で、全住民の生涯を通じた系統的な健康づくりを促進するとともに、温泉等の地域資源を活用した健康づくりについて検討を行います。また、高齢者や児童の発病および重症化を予防するための予防接種事業の推進や、女性特有のがんの早期発見と正しい健康意識の普及啓発を行います。

○高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用の助成 40万円
 平成27年度に定期接種対象でない75歳以上の方を対象に任意予防接種事業として接種費用を一部助成します。

○高齢者福祉、障がい者福祉施策の実施 17億6419万5千円
 国、県の補助制度等を活用しながら、高齢者福祉と障がい者福祉における諸施策の維持に努めます。

介護施設等整備に対する助成 1億5294万円
 小規模な特別養護老人ホームである「地域密着型介護老人福祉施設」と、日中・夜間を通じて訪問介護と訪問看護を一体的または連携して定期の巡回と随時の対応を行う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の2つのサービスを提供する施設の整備に対して助成します。

○病院救急医療体制強化事業 2251万8千円
 公的病院である菰野厚生病院の救急医療体制整備に対して支援等を行います。

公共施設へのAEDの設置 332万7千円
 民間事業所等へのAED設置の啓発と緊急時での協力依頼等を行う「AEDの設置促進事業」を推進するとともに、町民が安心して公共施設を利用できるよう、AEDを設置します。

未来を創造

次世代育成

子育て支援事業 863万9千円
 子育て支援センターやファミリーサポートセンターの運営、保育園および幼稚園での「わくわく広場」の実施、地域の子育てサロン等への支援など、子育て支援を継続して展開します。また、0歳児親子交流会や就学前の児童と父親を対象とした講座などを開催します。

地域子育て支援施設の環境整備 308万円
 保育園等の園庭開放において、地域の子育て世帯が集まりやすく、子どもたちが安全に遊ぶことができるよう、園庭への植樹や築山の整備、改良工事等を行います。

小学校エアコン整備事業 1200万円
 小学校の特別支援教室を含む普通教室へのエアコン設置に関する調査設計を行います。

菰野小学校、菰野中学校プール改修事業 1億2307万8千円

○夢の教室開催事業 150万円
 日本サッカー協会から「夢先生」の派遣を受け、町内全小学校の5年生を対象に、体を動かすゲームとスポーツを通じたトークを行う「夢の教室」を開催します。

○学びのサポート学力向上事業 12万円
 菰野町出身の高校生や大学生等の地域のマンパワーで、夏休み期間中に中学生の学力向上をサポートすることにより、地域の絆を深めるとともに、菰野町の将来を担う人材を育成します。

大羽根運動公園東野球場の改修等 2214万9千円
 利用者の利便性を高め、安全かつ安心してスポーツを楽しめるよう、大羽根運動公園東野球場の改修のための設計や西多目的広場の土の入替え、トイレの改修を行うとともに、大羽根サッカー場に避雷針の設置等の安全対策を講じます。

○スポーツ教室、スポーツ大会開催事業 522万円
 スポーツを通した住民全体の健康増進や地域間、世代間の交流を図るため、各種スポーツ教室を開催するとともに、スポーツ大会の開催を支援します。

田光のシデコブシ及び湿地植物群落保存整備事業 902万円
 国指定天然記念物である「田光のシデコブシ及び湿地植物群落」を安定的に良好な環境で保存継承していくため、境界立会や測量等を実施し、群落指定地の外周の境界を確定します。

シデコブシ指定地内森林環境教育事業 18万9千円
 子どもたちが、樹木医の指導の下、「田光のシデコブシ及び湿地植物群落」指定地内の環境について学習しながら、樹木に案内板を取り付け、今後の自然環境教育につなげていきます。

樹木に関する調査と後継者の育成事業 24万4千円
 樹木医の指導の下、後世に伝えていくべき樹木を調査し、地域や学校での自然環境教育に活用する報告書として取りまとめるとともに、町内樹木に関する専門的な知識を有する後継者を育成します。

電気自動車の導入 100万2千円
 公用車の更新等に際し、リース方式により電気自動車を導入し、環境負荷の低減と地球温暖化防止に対する意識向上の啓発を行い、低炭素な地域づくりに寄与します。

南部公民館敷地内トイレの改修等 859万5千円
 南部公民館敷地内のトイレをユニバーサルデザインに配慮したトイレに改修します。

地域づくり、産業振興

○地域活動支援事業 7654万9千円
 行政を補完する機能を有する町内各区における区長や区用務員の業務、区の自主的、主体的な住民自治活動に対して支援を行います。また、各区における防災施設等整備に対して支援します。

○地域コミュニティ支援事業 40万円
 地域の課題解決に取り組んでいる地域活動団体に対して支援員の派遣を行い、地域活動団体の活性化を図ります。

○地区公園整備事業 250万円
 地区が所有する空地や広場等での公園施設の設置等を支援し、地域住民の憩いや交流の場、災害時における一時避難場所となる公園の整備を図ります。

○住民参加型イベント助成事業 130万円
 地域住民参加型のスポーツや文化イベントの開催を支援します。

○湯の山温泉サイン整備事業 120万円
 湯の山温泉街全体で統一したデザインの外国語表記も取り入れた行き先案内板を計画的に整備します。

○観光名所づくり桜植栽事業 700万円
 菰野富士で桜の苗木の植樹イベントや歩道整備に向けた調査等を実施します。

空気中ラドンによる健康感向上調査の実施 73万2千円
 全国の平均値に比べて空気中ラドン濃度が高い湯の山温泉地域におけるウォーキングの実施等による健康感向上に関する調査を実施します。

森林資源の地域内循環モデルの実証実験 500万円
 町内の森林から搬出した間伐材等で製造した木質チップを使って木質バイオマスボイラーによる燃焼実験を行い、森林資源を活用したエネルギーの地域内循環システムの構築に向けた実証実験を行います。

有害鳥獣対策 1306万9千円
 有害鳥獣の駆除および捕獲、パトロールの実施、大量捕獲おり、わな、地域ぐるみの電気柵設置に助成を行うなど、地域住民の安全を確保しつつ、有害鳥獣対策を強力に推し進めます。

仲間と共に頑張る農家支援事業 200万円
 農家等による自発的・創造的な農村資源を生かした元気な地域づくり事業を支援するため、事業に要する経費の一部を助成し、6次産業化を広く推進します。

多面的機能支払交付金事業 7883万6千円
 農業、農村が有する水源涵養、自然環境保全、景観形成等の多面的機能を維持発揮するための地域活動や営農活動を支援するとともに、規模拡大に取組む担い手の負担を軽減します。

中山間地域等直接支払交付金事業 152万7千円
 耕作放棄地の増加等が懸念される中山間地域において、農業生産の維持を図り、中山間地域の農業、農村の有する多面的機能の確保のための活動を支援し、新たな耕作放棄地の発生を防ぎます。

社会資本整備

○町単独道路整備事業・社会資本整備総合交付金事業 2億4942万8千円
 生活道路を中心とした道路改良工事、舗装新設工事、交通安全対策工事などの町単独道路整備、国の社会資本整備総合交付金を活用した町道本町停車場線、三滝園中央線外13路線、東町5号線、吉沢潤田線等の整備を行い、地域における道路交通の利便性および安全性の向上を図ります。

○高規格道路関連事業 3843万円
 平成30年度の供用開始が予定される新名神高速道路の建設に伴う、道路や水路等の周辺環境整備を行います。

○橋りょう長寿命化修繕事業 5200万円
 災害に備えた防災対策機能を強化するため、耐震補強を含めた橋りょうの長寿命化を図り、道路環境の維持および向上を図ります。

○清掃センター整備事業 6億1150万円
 老朽化した廃棄物処理施設の延命化手法による基幹的設備の改良や二酸化炭素排出量の削減を図る工事等を行い、廃棄物を適正かつ安定的に処理します。

○大羽根町営住宅長寿命化改善事業 2050万円
 老朽化した大羽根町営住宅の長寿命化を図ります。

公共施設等総合管理計画の策定等 1500万円
 町有資産情報の整備により公共施設等の全体の状況を把握し、保有する公共施設等の総合的かつ計画的な管理を行うための計画を策定します。

○基幹農業水利施設の長寿命化事業 2250万円
 揚水機場、農業用用排水施設等の長寿命化を図り、効率的な保全に努めるため、施設の機能診断と調査に基づき、継続して施設の補修および更新を実施します。

 


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