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町長雑感

地域ぐるみでの有害鳥獣対策

−日常生活へも影響しています−

 かねてから山際に近い集落の皆さんとお話をすると、必ずと言っていいほど話題に上り、「何とかして欲しい!」と強く要望をお受けするのが、ニホンザル、イノシシやニホンジカなどの有害鳥獣による農林産物の被害に関することでした。

 農林業に直接携わっていなければ、有害鳥獣と言われても、実感を持つことは難しいかも知れませんが、キャンプやバーベキュー、登山などで山の近くに足を運んだ際に、ニホンザルの群れやニホンジカの一団を目撃された皆さんは多いのではないかと思います。

 平成25年度中の菰野町における有害鳥獣による農林産物の被害額は、2,145万円に上ります。この額を仮にお米の生産価格に換算してみると、約107,250kg(注1)となり、エネルギー量としては、年間447 人分(注2)になります(ちなみに、菰野町の小学生の給食のお米は年間28,940s(注3)です)。

 農林産物の被害の増加も忌々しき事態ではありますが、最近では、一般住宅地にも出現し、ニホンザルによる屋根瓦を破壊、糞などによる樋詰まりや宅内など建物への侵入、イノシシによる庭の掘り起こしや突進による倉庫の破壊など、我々の日常生活にも被害を及ぼしています。また、通学路付近にニホンザルが出没するなど、身の危険を感ずる事案も発生しています。

 このようなことから、有害鳥獣対策関連予算を、460万円(平成24年度)→ 480万円(平成25年度)→ 605万円(平成26年度)と拡充して来ており、平成27年度の当初予算では、1,307万円と対前年比2倍以上の予算を措置しました。有害鳥獣に対しては、その捕獲力を向上させることも重要ですが、一方で地域での追い払いの実施や侵入防止施設の設置など、地域ぐるみの獣害対策が有効な手段と考えています。行政としても被害低減を目指して参りますので、町民皆さんのご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。


(注1):平成25 年のコシヒカリ出荷契約米概算金12,000円/ 60sより算出
(注2):農林水産省公表の平成25 年度食料需給表に基づいて算出(玄米と白米については加味せず)
(注3):平成25 年度町内全小学校の学校給食米の消費量

捕獲されたイノシシ
捕獲されたイノシシ


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