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菰野町に湧き出る数々の温泉――そのヒミツに迫る。

野町には平成30年に開湯1300年を迎える湯の山温泉があり、昔から湯治場として栄え、訪れたたくさんの人や住人を癒してきました。
今回、3年の歳月をかけて三重県保健環境研究所と町が連携して調査を進めてきた菰野町の温泉地を対象とした研究結果が発表されました。今月号では、その研究内容や結果などについて紹介します。菰野町の温泉には様々な効果があったんです!

町内の温泉主な泉質

「アルカリ性単純温泉」や「放射能泉」

町内には「アルカリ性単純温泉」や「放射能泉」が多く、単純温泉は自律神経不安定症、不眠症、うつ状態に、放射能泉は高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎などにそれぞれ適応があります。
町内の放射能泉にはラドンが多く含まれ、湯の山温泉湯元や大石公園などの多くの箇所で高い濃度が検出されました。

町内の温泉主な泉質
町内の約100か所に検出器を設置してラドン濃度を測定しました。
 
研究その1 温泉地ウォーキング

研究概要

自然環境が豊かな温泉地を中心とする「菰野富士コース」と、住宅地や田園を中心とする「鵜川原コース」で、54人の被験者にウォーキングをしてもらいました。ウォーキング前後で体のストレスマーカー(唾液中コルチゾール)の濃度と「快感情」「リラックス感」等の感情スコアを各コースで比較検証しました。

結果

いずれのウォーキングコースでも、ウォーキング後のストレスマーカーの濃度低下と感情スコアの改善が認められました。加えて、「菰野富士コース」は「鵜川原コース」に比べて、「快感情」「リラックス感」が大きく促進されるなど感情変化に良い影響をもたらしていることがわかりました。これは、「菰野富士コース」の高低差による適度な運動負荷、そして温泉地特有の豊かな自然環境が影響しているのではないかと考えられます。

研究その1 温泉地ウォーキング
研究その1
菰野富士コース。被験者は高低差に富む自然あふれるコースを歩きました。
研究その1
ウォーキング前に血圧などを測定し、ウォーキング後と比較しました。
研究その1
鵜川原コース。被験者は田園や住宅地の中を中心に比較的平坦なコースを歩きました。
研究その1
ウォーキング前に感情スコアを測るアンケートに回答しながら、唾液を採取しました。
コースごとの快感情スコアの変化 コースごとの唾液中コルチゾール濃度の変化
 
研究その2 ラドン熱気浴グ

研究概要

町内のラドン熱気浴施設にて、8人の被験者に臨床研究を行いました。ラドンを充満させた状態とそうでない状態の熱気浴に、それぞれ40分間入ってもらい、その後の安静時間を含め90分間の深部体温や皮膚血流量、感情変化のモニターを行い、比較検証を行いました。

結果

ラドンの有無に関わらず、深部体温や皮膚血流量の上昇、感情スコアの改善は認められました。また、ラドンが充満した熱気浴では、ラドンが充満していない熱気浴に比べて、皮膚血流量の上昇がさらに促進され、上昇した状態の持続時間が長くなることがわかりました。このことは、ラドン熱気浴の血行促進効果を示しているのではないかと考えられます。

研究その1 温泉地ウォーキング
研究その2
生体データの測定とともに5分ごとに感じている温度や発汗の感覚を聴き取りました。
研究その2
被験者の体の各所に検査機器を取り付け、様々な生体データを測定しました。
研究その2 そもそもラドンって何?
研究でわかった温泉の効果

究の結果、菰野町の温泉地には様々な効果があることが実証されました。
その多くは、ストレスの軽減やリラックス感の促進などポジティブな感情変化をもたらすものでした。また、ウォーキングやラドン熱気浴などで、相乗効果が発揮されることも今回の研究で実証されました。今後、これらの研究結果を踏まえて、町内の温泉地を利用した健康づくりなどがますます推進されることが期待されます。皆さんも、町内の温泉で効果を実感してみてはいかかでしょうか。共同研究者 研究協力

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