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町長雑感

400橋をどう管理していくのか?

−放っておけば、2036年には95%−

私たちの生活は、言うまでもなく、小中学校の校舎、道路、水道管やポンプ場、信号機など多種多様な公共施設の存在によって成立しています。これら施設の老朽化が大きな社会的課題となっていることは、以前の拙稿(平成25年6月)においても取り上げましたので、ご存知の方も多いと思います。

 ここで改めて触れますと、平成24年3月に菰野町は、町内の主要な橋梁を点検し、橋梁長寿命化修繕計画を策定しました。その後時点修正を行い、町内には平成28年3月時点で総数400(15m以上が50橋、2m以上15m未満が350橋)の橋が存在し、建設年数が判明しているものが301橋で、そのうち50年と言われる耐用年数を超過しているものが74橋あります。これまでも平成23年度から優先順位をつけながら、6年間で総額約1億6,000万円の予算を費やし、23橋(うち8橋は耐震補強も実施)を修繕してきました。さらに今後も、平成29年度からの5年間で約1億5,500万円の事業規模で20の橋梁を改修する予定にしています。

 平成28年(2016年)の時点で、2036年には町内の95%にあたる285橋が50年の耐用年数を超えることが判明しています。この285橋を平成24年度から平成33年度の10年間の事業進捗に置き換えると、2036年の時点では、205橋が耐用年数を超えていることになります。橋梁一つ取り上げてもこのような状況ですので、すべての社会資本施設の老朽化に対応しようとするならば、莫大な予算が不可欠であることは論を俟たないと思われます。

 橋梁の長寿命化に係る経費は、児童手当のような一人ひとりに直接給付されるものではありませんので、言ってみれば目に触れにくい部分の予算ですが、万が一の落橋の際には重大な事故となることは言うまでもなく、通勤通学の利便性の確保や救急搬送の時間短縮など公共性の高い重要なものです。限られた範囲の予算を中長期的な観点で配分することへの理解を賜れば幸いです。

点検を行った橋梁(吉沢地内)
点検を行った橋梁(吉沢地内)


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