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町長雑感

頻発化、激甚化、広域化する風水害

−データから見る降雨傾向−

先月の拙稿では、菰野町にとっての平成30年を振り返りつつ、地域活性化の観点からその経験を本年の発展に繋げることに触れました。今回は話題を変えて、全国的な視点から昨年の災害の発生状況を取り上げてみようと思います。
 昨年は風水害も地震も頻発し、特に西日本を中心に広域的かつ同時多発的に被害を発生させた平成30年7月豪雨が皆さんの記憶に残っているのではないでしょうか?この豪雨での死者は224名、行方不明者は8名、家屋の全半壊等は21,179棟、家屋浸水は30,255棟となり※1、平成で最悪の被害となりました。その後も9月には、関西国際空港が一時閉鎖となった台風21号の襲来により、14名の方がお亡くなり※2になりました。
 地震に関しては、6月には震度6弱を観測した大阪府北部地震が起こり、死者は5名、家屋の全半壊等は54,239棟※3、9月には震度7を観測した平成30年北海道胆振東部地震が起こり、死者は41名、家屋の全半壊等は8,965棟※4の被害が発生しました。
 いずれの災害も菰野町にとって無関係という訳ではなく、場合によっては甚大な被害に遭っていたかもしれません。
 風水害において留意すべきことは、1時間降水量50mm以上の発生回数がここ30年で約1.3倍(年平均173.8回(1976年〜1985年)→232.1回(2007年〜2016年))に、1時間降水量80mm以上の発生回数が同様に約1.7倍(年平均10.7回→17.9回)と増加しています。つまり、降雨の傾向としては、頻発化かつ激甚化しており、加えて広域化していると指摘出来ます。
 この雨の降り方は冬になれば雪に置き換えることが出来ることから、菰野町としては2年前の平成29年1月に起こった大雪による影響も考慮しなければなりません。災害が発生しないことを望んでいますが、自然現象は人の力では制御不可能な場合も多々あります。備えあれば憂いなしですので、自助、共助の観点から再度、ご家族などで情報共有をしてください。

※1 平成30年10月9日の消防庁による発表
※2 平成30年10月2日の内閣府による発表
※3 平成30年9月18日の消防庁による発表
※4 平成30年10月5日の消防庁による発表


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