第21回
 広報こものトップ >> 郷土史・風俗

バックナンバー

 

ワラの文化C
 
 
 

年中行事とワラ
 暮れの31日の昼までに注連縄(しめなわ)をつくり飾りつけました。めでたい正月用の餅は、新ワラでつくった莚(むしろ)の上に置かれました。生まれた子がはじめて種痘が行われたとき、棧俵(さんだわら)(注)に赤飯を盛り、村はずれの森の木の枝に下げました。不動祭りの神主の坐る場には新菰が編まれました。夏の虫送りにはワラ人形をつくりそれをかついで歩きました。そして不幸のとき、棺のつくり手は右縄の太いものをつくり、葬式は紙緒の草履を履きました。棺の中へも一足入れてやり、火葬のときは、棺のまわりにワラのころもを被せ、一把のワラで火をつけたものでした。
(注):米俵の両端のわらのふた部分。

年中行事とワラ