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町長雑感

農業を活用した障がい者雇用

−個々の能力や特性を見極めた雇用−

先月下旬に農福連携雇用推進協議会を開催しました。
 「農福連携」という言い回しは日常生活ではあまり使われていませんので、皆さんにとっては馴染みが薄い言葉だと思います。ただ、文字面を見ると、農と福の連携ですから、勘の良い方は大体の察しは付くかも知れません。
 この用語は、ここ数年、行政の分野において、農業と福祉が連携をするという意味で用いられています。

 もっと大きな枠組みで申し上げると、平成18年に障害者自立支援法(現在では、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」となっている)が、施行されて以降、多様な議論はあるものの、障がい者の社会参画を促す取組が進められてきました。この10年間にある一定の成果は見られるものの、障がい者雇用という観点からは、雇用者と被雇用者の相互に抱えている課題もあることなどから、大きな進展は見られていない現状があります。
 そこで、本年度に入り、農業という地域資源を活用して、障がい者雇用を推進するために、関係者の意見聴取を行うとともに、それぞれの立場から問題点の洗い出しや現状を議論する場として設定したのが、冒頭の協議会となります。

 菰野町における障害者手帳の交付人数は1,922人となっています(本年4月1日現在)。この中で、在宅者の18歳以上65歳未満の方は761人います。これらすべての方が、農業に就労の場を得ることは難しいかも知れませんが、環境が整いさえすれば、一定の方が就労可能であると考えています。現時点で菰野町内にも、農作業を通じた就労支援に取り組んでいる事業所もあり、良いモデルとなっています。最も重要なことは、障がい者を全て一緒に見なすのではなく、個々の能力や特性を見極めながら、労働とのマッチングを行うことだと思います。
 今後は、特別支援学校などにおけるキャリア教育の面でも農業などの第一次産業での就労を前提とした実践的な教育が行われる必要もあると思いますので、引続き関係各位との情報共有を進めて参ります。

菰野辻農場(田光)での農作業の様子
菰野辻農場(田光)での農作業の様子


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