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町長雑感

蔵書から見る菰野町図書館

−長期的総合的視点からの自治体連携−

菰野町図書館の前身である菰野町図書室は、昭和54年に設置され、その間、菰野町の生涯教育の振興に寄与してきました。その後、平成20年に現在の図書館が整備され、蔵書69,995冊でスタートしました。その蔵書数(図書以外の雑誌等も含む)は、平成27年度末において、139,061冊(3.5冊/人、対前年比7,447冊増加)となっており、8年間で69,066冊が増加し、ほぼ2倍になりました。

 近隣市町の状況を見てみます※1と、四日市市は435,890冊(1.4冊/人)、桑名市は339,704冊(2.9冊/人※2)、鈴鹿市は347,630冊(1.7冊/人)、東員町は108,643冊(4.3冊/人)となっています。図書館は、蔵書や施設などのハードと職員配置や使いやすさなどのソフトの双方が相俟って評価されるものですので、一概には言えませんが、図書にとって最も基本的な蔵書という観点から見ると、以上のような結果となります。

 次に、平成27年度の貸出冊数は、379,120冊であり、その内訳を在住者別で調べてみると、菰野町が208,617冊、四日市市が158,884冊、それ以外の市町が、11,619冊となっており、四日市市在住者が40%を超えています。この40%超という数字は、納税や受益者負担という考え方から申し上げれば、確かにあまり快く思われない町民も存在するかも知れませんが、裏を返せば、それだけ多くの方が足を運んで頂ける魅力ある図書館を運営しているということだと私は感じています(駐車スペースや時間距離も関係する可能性もあります)。菰野町は長らく独立した図書館がなく、その間は、他の市町の図書館に足を運んだ町民も多くいるでしょうし、現在も通勤や通学の関係から他の市町の図書館を利用している方もいるでしょう。菰野町民が他の市町の図書館を利用できないなどの片務性が存在するのであれば、それなりの運営方法を考えなければなりませんが、現時点だけでなく、長期的に見た場合に、近隣自治体が相互に連携することは、利用者の選択性の観点から重要なことだと思います。

※1 比較可能な平成27年度末のデータを採用
※2 重複蔵書を考慮し、市立中央図書館の蔵書数と旧桑名市地域の平成27年度末の人口を採用

菰野町図書館


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