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町長雑感

公共交通機関による観光振興

−近鉄エリアキャンペーンのもう一つの狙い−

本年は、湯の山温泉開湯1300年や鈴鹿国定公園指定50周年、萬古焼の陶祖沼波弄山(ぬなみろうざん)生誕300年などの年となり、菰野町の地域活性化にとっては特別な意味を持っています。これまでも折に触れ申し上げていますが、地域活性化というのは、行政の力だけで達成されるものではなく、むしろ逆に観光業やサービス業、農業などの民間事業者の積極的な役割が重要となります。
 近畿日本鉄道株式会社(以下、近鉄)は、平成24年(2012年)から沿線の観光資源の情報発信および地元と連携した観光強化の一環として、特定の地域を選定して「近鉄エリアキャンペーン」を展開してきました。本年は、「開湯1300年 ゆこうよ 湯の山」と銘打って、菰野町と連携して、湯の山温泉に焦点を当てて、各種事業を展開することとなっています。その第一弾として、先月7月14日には、リニューアルされた観光列車「つどい」が、近鉄名古屋駅から湯の山温泉への直通臨時列車として、一時運休期間はありますが来年2月末までの予定で運行開始となりました。

 近鉄はこれまでも、例えば昨年までの10年間、夏の時期に「湯の山温泉サマーライナー」と称して直通臨時特急を運行するなど(平成20年だけは単なる「直通臨時特急列車」)、菰野町や湯の山温泉の観光振興に貢献戴きました。このような取り組みは、行政だけの力では成し得るものではなく、近鉄という日本有数の民間鉄道会社の多大なる理解のもとに成立しています。
 これらの臨時列車の取り組みに関して、地域活性化の観点は不可欠ですが、都市部在住者の増加(=自動車運転免許の取得率の低下)や地球環境への配慮(=温室効果ガスの削減)、外国人観光客の増加などを想定した場合に、公共交通機関による観光振興について考える良い機会だと、私は受け止めています。乗客皆さんの反応を楽しみに研究して参ります。

観光列車「つどい」の列車内で菰野町の特産品を販売する様子
観光列車「つどい」の列車内で菰野町の特産品を販売する様子


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