菰野の水は豊かな自然の恵み

鹿山脈の麓に位置する菰野町は、全国的にも水の質、量ともに恵まれた地域です。この水は米、大豆、麦、マコモなど多彩な農作物や植物を育み、たくさんの恵みをもたらす源にもなっています。
 私たちが普段利用している水道水も、鈴鹿山脈に降り積もった雪の融水や雨水が百年以上かけて石灰岩質層でろ過された豊富なミネラルを含む自然が生み出す天然水を主な水源として、町内の深井戸から取水しつくられています。
 私たちに恵みをもたらし、生活の源となっている菰野の水。しかし、菰野の水がどのように浄水処理され、各家庭へ供給されているのか知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、皆さんが日常的に何気なく利用している菰野の水とその秘密について迫ってみたいと思います。

自然の力でろ過された水

内の水道水の水源の中でも特に供給世帯の多い大羽根水系、潤田水系は三滝川近辺の地下約200メートルの深井戸から取水した水を主に使用しています。そのため、河川から取水して行う浄水処理とは異なり、基本的には塩素滅菌のみで水道水として利用できます。また、深井戸は降水量の影響を受けにくく、安定した水量を得られやすいという利点もあります。

町内5つのエリアに分けて配水

野町では水道水を5つのエリアに分けて届けています。
 まず、湯の山区などを除く菰野地区を大羽根水系、千種地区や鵜川原地区、竹永地区のほぼ全域と杉谷区などの朝上地区南部を潤田水系と称し、町内の深井戸を主な水源として配水を行っています。
 次に、切畑区や鈴鹿台区などを切畑水系、田光区や田口区、田口新田区、小島区などの朝上地区北部を田光水系と称し、三重県から受水する県水を水源として配水しています。
 残る湯の山区などに配水する湯の山水系は、三滝川から取水した水を浄水処理して配水しています。

毎日の生活に欠かせない水

は飲料・洗濯・調理・入浴など生活のあらゆる場面で欠かすことができない重要な資源です。菰野町で1日に必要とされる量は約1万3000トン。これは菰野町B&G海洋センターのプール約30杯分に相当します。これらの水は主に町内の深井戸を水源としていますが、取水した水をそのまま水道水として提供することはできません。取水された水は浄水場でph値を中性に保つための調整や塩素消毒などを行い浄水処理されます。この工程によって皆さんの家庭に届けられる水はいつでも安全に料理や洗濯などに利用することができます。

高低差を利用して各家庭へ

水処理された水は、浄水場から送水ポンプで高地にある配水池へ送られ、基本的に高いところから低いところへ流れる力を使って各家庭へ配水されます。町内全域に配水するため、この高低差を最大限に活用しています。しかし、急傾斜地の多い菰野町では高低差が激しく水圧が高くなりすぎる地域も多くあります。そのような地域では減圧弁や減圧水槽を使い、水圧を調整して配水し、一方で配水池より高い場所や配水池に近すぎて水圧が得られないような場所は加圧ポンプを使用して水を届けています。このようにさまざまな施設や設備を使用して町内ほぼ全域に配水することを可能にしています。
 皆さんも一度、普段蛇口から何気なく流れ出てくる水も、たくさんの過程を経てたどり着いているのだと眺めてみてはいかがでしょうか。

一定量まで定額の基本水量制

般家庭などに一定量の水利用を促すことで公衆衛生の向上を図るために令和2年5月の請求分から料金体系が変わり、基本水量制を導入します。水道料金は、基本料金と水量料金の合計で計算しますが、菰野町の基本水量制では1か月に5m3までの水量料金を基本料金に含めます。一定量までは水道料金が変動しなくなるため、これまでに比べて水道が使いやすくなります。
 日々の生活に欠かすことができない水道水。これからも菰野町はおいしく安全な水を供給するため適切な管理と運営を行っていきますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

 
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