初予算として、総額約260億円を3月の菰野町議会定例会に提案しました。一般会計の予算は約135億円で、前年度の予算と比較して4・6%の増となりました。今月号では一般会計予算について、柴田町長が議会で行った提案説明とともに主要な事業等をご紹介します。

 令和2年度の予算は第5次菰野町総合計画との整合を図りつつ、住民の思いを尊重し、もっと住みよいまちを具現化する施策をさらに展開するために編成を行いました。具体的には、町民の安全安心の確保、子育て支援の充実、利便性の向上に向けての施策や事業に重点的に取り組むことで、もっと住みよいまちづくりにつなげてまいります。

 まず、住民の安全安心の確保という観点では、今後高い確率で発生が懸念される南海トラフ地震や異常気象がもたらす風水害など、いつ誰が被害に遭ってもおかしくない状況であり、有事に備える必要があります。そのため、令和2年度に町内河川に監視カメラを設置し、指定避難所にはマンホールトイレを整備するなど、ハード面での強化を図ることとします。

 次に、子育てと福祉の充実策ですが、子ども医療費では昨年9月から未就学児の医療費の窓口負担を無料化しており、本年4月からは中学生の医療費助成の対象者を拡大します。さらに新年度予算には、子どもの病気を予防するための新規施策も盛り込んで、子育て支援と福祉のさらなる充実を図ります。

提案説明 問題を乗り切るための「選択」と「集中」

 利便性の向上という観点からは、公共交通の整備・充実を図ることとしました。今年度はバスを1台増やしてさらなる増便を図るとともに、のりあいタクシーの運行エリアを拡大し、バスとタクシーを連携させることで交通手段を充実させます。また、毎日欠かさず使用する水道も、5月請求分から基本水量制を導入して一般家庭の負担を軽減し、安心して水道を使用できるようにします。

 このように就任から取り組んでまいりました子育て支援と福祉の充実、利便性の向上に関する施策の実施により、もっと住みよいまちづくりが前進していることを町民の皆さんも身近に実感していただいているのではないかと考えております。一方で、以前から人口減少と人口オーナス期に起因する、いわゆる2025年問題や2040年問題として指摘されてきた構造上の原因から、社会保障費等の増加による財政状況への影響が指摘されていましたが、現在の菰野町ではその問題がますます顕在化しつつあります。この問題を乗り切るキーワードとしてよく「選択」と「集中」との言葉が使われます。私はこの「選択」と「集中」の姿勢を単なる掛け声に終わらせず、町民の思いを実現すると同時に、健全で持続可能な財政運営にも努めてまいります。

 
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