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特集 私たちが主役 第6次菰野町総合計画START

特集 私たちが主役 第6次菰野町総合計画START
今後の方向性を示す総合計画

野町をどのようなまちにしていくのか。そして、描くまちの将来像を実現するためにどんなことをすべきなのか。目指すべきまちの将来像やまちづくりの行動指針などを町民と行政が共有するために、令和3年度から令和13年度までの11年間の「第6次菰野町総合計画」を策定しました。策定検討委員会を中心として、町内の子どもから大人まで多くの方に参加いただき、策定することができた今回の総合計画。今月号では、総合計画策定に至るまでの経緯と皆さんの想いが込められた内容について特集したいと思います。

総合計画って何!?
人口減少社会という現実に対応する計画
人口減少社会の影響を念頭に

子高齢化に伴う人口減少が課題となっている現代の日本。菰野町も例外ではなく、直近のデータでは町の総人口は2018年をピークに減少に転じています。一方で、2015年に75歳以上の人口は町の総人口の約12%でしたが、2045年には約20%に増加する推計となっています。65歳以上の人口も増加の一途をたどり、2045年には町の総人口の約36%を占めると推計されており、財政面も厳しい状況となることが予想されます。

 そのため、今回策定した「第6次菰野町総合計画」でも人口減少社会に対応していくことを念頭に置いて計画の方向性を定めており、人口が減少していく中でも菰野町がこれまでと同様に持続可能なまちであることを目指しています。加えて、『SDGs』や『Society5.0』といった全国的、世界的な目標なども視野に入れ、策定を進めてきました。

エスディージーズ
エスディージーズマーク
ソサイエティゴーテンゼロ
第6次菰野町総合計画策定検討委員会委員長
第6次菰野町総合計画策定検討委員会 専門委員 岩崎学長に聞く
総合計画の変化と個性

合計画は、これまで行政がやることをリスト化したようなものでした。そのため、総合計画に記載されている文章には主語がなく、とにかく行政が推し進める計画を列挙したものが多く、関係者のごく一部の方のみに伝わればいい内容を羅列してあるケースが多かったです。

 ですが、2000年頃をターニングポイントとして変化し、自治体によっては住民の意見を取り入れたり、行政以外の機関や住民が果たすべき役割などを記載する自治体も見受けられるようになりました。それはなぜかと言うと、行政だけでは物事が進まなくなってきた側面があるからです。少子高齢化、人口減少社会において担い手が不足し、住民や企業の社会貢献活動、NPO法人、ボランティア団体などさまざまな団体に協力してもらわなければ、これまでの水準を保つことができなくなりつつある背景があります。そのため、現在の各自治体の総合計画は、工夫を凝らしてさまざまな計画や役割が記載されており、言うならば行政と住民との約束事を総合計画が示していると言えるかもしれません。

刷新された冊子にも注目して

治体ごとの総合計画に関して少しだけ紹介します。町など人口規模が小さい自治体の総合計画は、その自治体の個性が特に表れやすく、策定の方法や方針も実に個性的です。県内の各自治体でも、目指すべき目標を全て数値で示したり、若年層の担い手たちが中心となって策定を進めていたりとそれぞれの個性が大いに感じられます。

 今回策定した第6次菰野町総合計画も菰野町としての個性がよく出ています。まず、完成した冊子を開くと写真などのビジュアルがどのページを開いても目に入り、色合いも非常にカラフルで見やすく、これまでの菰野町の総合計画と見比べると、全く違った構成になっていることに気が付くと思います。私自身が客観的に見て「スタイルとしてかなり踏み切ったな」という印象を抱いています。これは、策定検討委員の皆さんの意向などを踏まえての結果ですが、冊子一つをとってみても菰野町の個性が感じられるものになっています。ぜひ、これまでと違うスタイルとなった冊子を確認してもらいたいと思います。

行政と住民との約束事を示すそれが総合計画
住民参加による取り組み

民参加の取り組みを積極的に取り入れた部分も他の自治体の総合計画と異なる部分であると言えます。住民参加を謳う総合計画は近年多くなってますが、冊子内にフォトコンテストで募った写真や公募したサブタイトルを掲載しているものは近隣市町ではなかなかないと思います。そういった部分から住民みんなで作りあげる総合計画というかたちを打ち出していったことは新しい試みであると言えます。

 また、総合計画の策定プロセスの中でも地区懇談会や小中学生へのアンケートなどを実施し、住民の声を積極的に取り入れた部分もこれまでの菰野町の総合計画にはあまりなかった部分であるかもしれません。聞き取った意見を反映させ、住民みんなで作り上げた総合計画であると胸を張って言えるものになっていると思います。

岩崎学長
岩崎学長
菰野町のこれからのために

後に今後の菰野町において、これからの約10年間でさらに大きな変革が起こることが予想されます。少子高齢化が加速し、85歳以上の人口は現在のほぼ倍になることが予測されます。人口は緩やかに減少し、地域でどのように支えていくかが課題として明確になってきます。そこで私が対策として考えうるのが技術革新の活用と町内5地区での支えあいです。

 現在50歳代までがパソコン世代であると言われています。そして、これからの約10年間で、ほとんどの年代がインターネットを利用できる世代になります。そうすれば技術を駆使して、もっと暮らしやすい生活の構築に臨んでいけるはずです。

 また、菰野町は5地区が小学校区ごとに分かれています。特に教育などの面で地域で先生役の方を募ったり、中学校の部活動の指導を行ったりと支えあっていけるのではないかと考えています。地区で支えあうことによって、5地区のコミュニティごとに行政サービスが完結すれば、コンパクトに不自由なく高齢の方も生活していくことができ、移動手段に困ることも少なくなるはずです。

 総合計画を踏まえて何か行動することは難しく感じるかもしれませんが、住民ができること、地域の役割、そして行政の仕事を認識することが大切です。菰野町のこれからのために、そういった意識を少しでも持ってもらえればと思います。

コミュニティで解決できるようみんなで支えあう
総合計画策定検討委員会
「数字」で見る策定のプロセス
一人ひとりがまちづくりの担い手

回の総合計画の策定にあたり、策定検討委員会で重要視した点は、住民の皆さんとともに作り上げ、行政だけでなく町全体の計画にするという点。人口減少という大きな課題に直面する今、行政の力だけでその問題を解決することは難しく、町全体で取り組まなければならない問題が多くあります。そのため、まず総合計画の考え方の根幹となる基本構想の中で掲げたのは、「明るい未来に向けて、私たち一人ひとりが主役」という言葉。これは、住民一人ひとりがまちづくりの担い手であり、主役であるという考え方のもと、住民みんなでこれからの菰野町をつくり上げていくという想いが込められています。

 そのような構想に基づき、全7回の策定検討委員会で地区懇談会や町民アンケートなどでいただいた住民の皆さんの想いを集約してきました。加えて、総合計画の冊子にもさまざまな取り組みを反映し、フォトコンテスト、サブタイトル募集、イラスト募集によって応募いただいた写真やイラストを掲載しています。

第6次菰野町総合計画
総合計画が示すそれぞれの役割

は、住民の皆さんが主役と謳う総合計画に基づき、私たちはどういった行動をすればいいの?と思う方もいるかもしれません。

 第6次菰野町総合計画では、先ほど紹介した基本構想に基づき、5つの基本目標と35項目の分野別目標が定められています。中でも35項目の分野別目標は、防災、教育、福祉、観光、農林業といった分野ごとに「現状と課題」、「目指す方向」、「関連する個別計画」、町民・地域と行政の役割を分類した「それぞれの役割」を示しており、住民の皆さんが取り組んでいただきたい内容などがまとめられています。

 特に「町民・地域の役割」に記載されている内容は、身近なことから地域全体で取り組まなければ達成できないことまで、さまざまな指標が示されています。これらの役割を意識し、生活することで人口減少社会に対応できる持続可能な菰野町の姿に少しずつ近づけるはずです。

 菰野町の今後の11年間の目標を指し示す第6次菰野町総合計画。皆さん一人ひとりが主役だと思って、まずは一度、冊子に目を通すことから始めていただければと思います。

35項目の分野別目標の例
35項目の分野別目標の例
まずはよんでみよう!

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