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特集 New Stationery 1人1台タブレットで変わる教育

New Stationery 1人1台タブレットで変わる教育
ICT化で変わる教育現場

界的に進められている情報通信技術の発展。一度に扱える情報量が増大し、社会のあらゆる部分が情報通信技術によって新しいかたちに置き換えられるような大きな変革が起きています。その影響は、教育現場も例外ではありません。日本全体で子どもたちが情報化社会を生き抜くための力を育てる計画が既に始まっています。菰野町でも教育現場のICT化を進め、令和3年8月30日に町内の小中学校全ての児童生徒に1人1台タブレット端末を配備しました。

 このタブレット端末を活用して学校教育はどのように変わっていくのでしょうか?その現場を取材しました。

INDEX 01 What’s ICT?
準備→導入
約4000台のタブレット端末

回、町内の小中学校の児童生徒に1人1台配備するために準備したタブレット端末の台数は教職員の分も含めると合計で約4000台にもなります。このタブレット端末を各小中学校で1人1台ずつ貸し出し、授業や家庭学習で活用しています。小学校でも中学校でも貸し出しているタブレット端末は同型の製品で、学習に必要なアプリなどは最低限のものが既にインストールされており、必要に応じて追加インストールできる状態になっています。

 町ではまず、令和2年10月に町内の小中学校の教職員全員にタブレット端末を配備し、授業の中で円滑にタブレット端末を使用して児童生徒の理解に繋げられるよう町教育委員会主導で行う研修会や教職員同士での校内研修を何度も重ね、準備を進めてきました。児童生徒への端末の配備を概ね終えた現在も、端末をさらに有効活用するために研修や検討は続けています。

DATA ICT化に向けて整備した機器(一部抜粋)
タブレット画像
INDEX 02 端末は「貸し出し」
円滑に利用できる環境を整備

童生徒がタブレット端末を円滑に活用するために、各小中学校ではこれまで通信環境の整備を進めてきました。各教室で隔たりなくインターネットに接続できるようWi-Fiの電波を校舎内のほとんどの場所で受信できるようにし、教室内の児童生徒が一斉にインターネットに接続しても回線が滞らないよう強靭なネットワークを構築しています。加えて、各教室には60インチの大型モニターを設置しており、教職員のタブレット端末の画面を共有して映し出すことで大型モニターの画面を黒板代わりに使用したり、教職員からの課題を全員で確認できるようになっています。

 また、今回のタブレット端末の導入に合わせて町教育委員会には専門の部署を設け、学校内のネットワークに不正アクセスや不具合がないか常時、監視しています。「キーボードが反応しない」といったタブレット端末を利用する上での不具合や「パスワードがわからなくなった」といったトラブルが起こった場合も即座に対応できる体制を構築しており、児童生徒の円滑な利用のために万全を期しています。

導入→活用
1人1台タブレットで変わる教育
休校の中 家庭内学習に活用

型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言が発令されていたため、町内の小中学校は9月中旬までやむをえず休校となりました。そこで町教育委員会は、2学期初めの2日間を登校日とし、9月初旬に児童生徒に配備する予定だったタブレット端末を渡しました。

端末にインストールされている教材で自宅で楽しそうに学習を進める児童 休校となった期間、中学校と小学5・6年生の児童生徒らは受け取ったタブレット端末を使い、オンライン会議システムを活用して試行的に朝の学活を行いました。タブレット端末を介することで、会うことができなかったクラスメートの顔を見ることができ、教職員がデジタルドリルの進捗状況の確認などを行うこともできました。予期していないタイミングでの活用ではありましたが、デジタルドリルなどを活用して各自で学習を進めることで、子どもたちの学びの充実や心の健康につながる取り組みとなり、早速タブレット端末が役立つケースとなりました。

 子どもたちは今後もタブレット端末を学校から自宅に持ち帰り、タブレット端末で宿題や課題に取り組むなど家庭学習に活用していく予定です。

INDEX 03 家庭での取り扱い
情報モラル教育も必要
大きく変わる学校の授業

月中旬からようやく学校が再開し、いよいよICT教育が本格化しました。タブレット端末が児童生徒に配備されてからまだ2か月ほどしか経過していませんが、各学校のさまざまな授業でタブレット端末の活用が図られています。

 教科や学年によって活用方法は異なりますが、例えば小学校低学年の算数の授業では、端末上で同じ図形を探したり、クイズ形式で九九を覚える学習に使われています。書道の授業では端末に搭載されているカメラで作品を撮影し、撮影した画像に教職員が気をつけるべきところを書き込んで指導を行うなどタブレット端末に搭載されている機能を最大限に生かした授業が進められています。他にもタブレット端末を使っての英語の発音練習や動画で理科の実験手順を確認するなど活用方法は多岐に亘り、どの教科でもこれまでと全く違った授業展開を可能にしています。

書道の授業
INDEX 04 セキュリティ対策
八風中学校の修学旅行では、代表者がタブレット端末を持参し、旅行中の写真撮影などに活用しました。

▲八風中学校の修学旅行では、代表者がタブレット端末を持参し、旅行中の写真撮影などに活用しました。

MEMO ある日の小学校の授業 TOUCH タブレット端末で子どもたちの学習が変わる
〇ボタン画像
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学習の幅が大きく広がる ICT教育でできること
考えを伝え合う
インターネットで調べる
デジタルドリルを解く
動画で確認する
写真を撮って共有する
オンライン会議の活用
QRコードを読み取る
勉強にも便利なタブレットいろいろな学習に使えるよ!
活用→発展
アナログとデジタルの併用

れから教科書なども完全に電子書籍化されていく可能性があり、タブレット端末でほとんどの教材を網羅することができるようになる未来がやってくるかもしれません。そうなれば、学校からノートや鉛筆、黒板がなくなってしまう日がきてしまうのでしょうか。

 答えはそうではありません。黒板への板書やノートに鉛筆で書き写す作業は「アナログ」な教育手法であるかもしれませんが、アナログな手法でしか学べないこともあります。今後は、タブレット端末が学習のための新しいツールとなり、教育の幅を広げる選択肢のひとつとなります。「アナログ」と「デジタル」の手法を使い分け、子どもたちにとってよりよい学習の場を与えていくことが、今後のICT教育の目指す方向であると言えます。

INDEX 05 高校でもICT教育

 まだまだICT教育は始まったばかりですが、タブレット端末の導入で大きく子どもたちの学習の様子は変わりました。今後はさらにさまざまなかたちでタブレット端末が使用され、新たな活用方法や授業展開が進められていくことになるでしょう。子どもたちには小中学校でのICT教育で得た経験を糧にして、これからの未来を創っていってもらいたいと思います。

MEMO デジタルとアナログ
大型モニターと模造紙、両方を併用して発表を行う様子 ▲大型モニターと模造紙、両方を併用して発表を行う様子。
授業中はタブレット端末とノートを併用する場面 ▲授業中はタブレット端末とノートを併用する場面も多いです。
これからの勉強が楽しくなりそう!
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