第2回
 広報こものトップ >> 郷土史・風俗

バックナンバー

 

  山の仕事
 

きこり
山は私たちの日常に欠くことのできない場所でした。最近までかまどにたく柴や薪を取り、牛や馬の餌にする草を刈り、わらびを採り、屋根をふく萱なども刈りました。また炭を焼き、石も切り出しました。山に木を植えて育てる植林も大切な仕事です。杉や檜の植林作業は、春に苗木を植付け、夏は下草を刈り、育つにしたがって枝を打ち、抜き切り(間伐)を行います。一本の柱材に育てるには30年以上の長い年月が必要です。

 

  水 車
 

水車を盛んに利用した頃は、町内に80余りの水車がありました。農村の美しい風物のひとつであった水車も精米機が使われるようになって、しだいに姿を消しました。水車には米をつくもの、田んぼに水を揚げるもの、羽根に勺(しゃく)をつけて川から水を汲み上げるものなどがあります。かつて資料館に展示した水車は音羽にあった「岩谷の水車」を移してきたものでした。水車の直径は4.8mもあって、杵を上下に動かして米を八斗つくことができました。また土臼で粉をひいていました。水車の大部分は、樫や松の木を材料に使い専門の水車大工が作った手づくりのものです。土臼も、うす屋と呼ぶ職人がいて、毎年夏になると巡業に来て減った臼の歯を取り替えました。

きこり