郷土史・風俗第62回
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菰野の相撲
 

相撲のはじまり
 日本の国技といわれる相撲は、野見宿禰(すくね)と当麻蹶速(たいまけはや)が力比べをしたことが始まりと言われています。平安時代には毎年7月を相撲節会(せちえ)と呼び、天覧相撲が年中行事となっていました。また、農村では相撲の勝ち負けが作物の豊凶を占う神事となっていました。鎌倉時代になると、武士の間で武技の一つとなり、室町時代からは庶民の間で盛んになりました。江戸時代になると大名が力士を抱え、また将軍の上覧相撲なども行われて次第に一般大衆にも人気を呼び、今日に至っています。

藩主と相撲
 元禄時代以降に、大名・諸侯が競って人気力士を召抱え、扶持(ふち)を与えて相撲取りの生活を支え、また屋敷に土俵を設け、親しい大名を呼んでともに相撲を見物する、こうしたことが一つの流行となりました。
菰野藩においても7世土方雄年(かつなが)は、寛政元年(1789)領内水沢村出身の伊勢が浜荻右衛門(おぎうえもん)を三人扶持で召抱え、のちに鏡岩助市に五人扶持を与えています。こうした藩主の相撲好きが菰野領下に相撲の盛んになる基になりました。

菰野の相撲