郷土史・風俗第63回
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相撲の歴史
 

江戸大相撲の招致
 7世雄年(かつなが)は、抱え力士伊勢浜荻右衛門(おぎうえもん)に勧進役を命じて、江戸大相撲を寛政2年(1790)と同6年(1794)に菰野に招き、城下の庄部お旅所において相撲を興行しました。藩士をはじめ領下の村人のほか、近隣の村人にも木戸を開放して見物させました。江戸大相撲の谷風、小野川などの人気力士の相撲が、目の前で見物できると、人々はみんな喜んで集まり、庄部付近は黒山のような見物衆で埋まり、土俵上での取り組みの度に大歓声でどよめきました。

祭りと相撲
 春や秋、村の鎮守のお祭りには、大幟があげられ、太鼓が鳴って、みんな着飾りお宮に参り、余興の相撲を見物して一日を楽しみました。
 村で力自慢の若者が土俵に上がり、取り組みを始めると、盛んに声援を送り励ましました。また村ごとに福王山、滝の瀬などの草相撲取りの名がつけられていました。

板番付
 たびたび大相撲が行われた廣幡神社庄部お旅所には寛政の谷風、小野川関にはじまり、明治の不知火、稲妻、昭和の双葉山、栃錦など名力士の地方興行の板番付が保存されています。これらは日本の相撲の歴史にとって大切な資料といえます。


谷風と小野川の板番付
▲谷風と小野川の板番付