郷土史・風俗第84回
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第9代菰野藩主 土方義苗(ひじかたよしたね)
 

 第9代菰野藩主、土方義苗は、安永7年(1778年)5月7日、江戸愛宕坂下豊前日出藩木下邸で生まれました。父の俊直に従い義苗も木下家で育ち、天明2年(1782年)10月、第8代菰野藩主であった雄貞が病になったことで、土方家の懇望によって養嗣子になりました。義苗が若かったため、叔父の義法(雄端(かつまさ)の次男)が後見となって政務を代行しました。

 寛政8年(1796年)12月、田沼意明(たぬまおきあき)の妹と結婚し、藩の財政再建に取り組み、極度の大倹約を自ら断行しました。農村人口の確保充実と殖産振興を目指し、教育と産業の開発に全力を傾注し、その治世は60年の長きにわたりました。藩償も奉還し、土方家中興の領主と称され、弘化2年(1845年)6月28日、愛宕坂下の藩邸にて没しました。

土方義苗の肖像画
▲土方義苗の肖像画